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いじめは支配型関係嗜癖 亀有メンタルクリニック

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 いじめについての治療や対処方法をまとめたページです

いじめ依存症におけるイネーブラー

いじめ依存症におけるイネーブラー

依存症が継続する時に、重要な存在がイネーブラーです

イネーブラーとは、簡単に言うと「依存症患者の被害(巻き込まれや暴力など)に遭いながらも依存症患者を助けるつもりが、間違った支援をしてしまって、結果的に病気の進行に手を貸してしまう人」のことです。

通常、イネーブラーは依存症患者のためを思って行動しようとします。時に、イネーブラー自身を守るためだけに行動する時があります。
短期的に依存症患者の尻拭いをしますが、長期的には、依存症を悪化させる行為です。

イネーブラーは善人の役を演じ、良いことをしているつもりでいますが、むしろ、依存症を悪化させます。

イネーブラーの特徴として、「忍耐強さ、順応性、勤勉さ、有能さ、気丈さと勇気、寛大さ、賢さ、愛情」があります。

どのような依存関係も、その実態はちょっと見ただけではわかりません。傍目には、イネーブラーはしっかりとした、判断力と常識を兼ね備えた人に見えます。

イネーブラーは自分の価値を感じるために、常に美徳はあふれる人格者であらねばなりません。対等な立場で人と交流し、理解しあっていくという誠実な道を取らないので、怒りも飲み込んでしまいます。

子供の失敗の後始末をするように、親が「尻拭い」をする

通常、依存症患者がするべき事に親が「割り込んで」後始末をする事は、相手の人生をのっとった状態と言えます。

子供が賽銭泥棒をした後に、子供の代わりに、神社に謝罪しに行く校長先生は、プロフェッショナルイネーブラー(専門職の共依存関係)です。
 

いじめを隠蔽する担任の先生は、プロフェッショナルイネーブラー(専門職の共依存関係)です。

いじめ依存症でのイネーブラーは、担任教師、いじめ加害者の親、いじめを知っている友達、いじめ被害者本人です。

特に子供たちに影響の強い担任教師は、プロフェッショナルイネーブラー(専門職の共依存関係)です。

いじめが遷延する教室の雰囲気は、だいたい似ています。担任教師は、口先では、「いじめは良くない」と言うこともありますが、具体的対応や行動はいじめを助長させる行為になっています。

アルコール依存症との比較

アルコール依存症では問題行動は、少しずつ悪化していきます。

それを善意のイネーブラーがカバーします。

例えば、

アルコールを飲んで翌朝酔い潰れた時に、本人に代わって会社に「具合が悪いので休みます」と電話を掛ける。
内科の医者が、急性アルコール性肝障害を治療して、またお酒が飲める体にして家に帰す。

イネーブラーの特徴として、「忍耐強さ、順応性、勤勉さ、有能さ、気丈さと勇気、寛大さ、賢さ、愛情」があります。

 アルコール依存症では、依存症患者が「底つき」になって初めて依存症患者本人が治療をしようと考えます。

「底つき」とは、イネーブラーも呆れるほど状態が悪くなって、お酒を止めない限り誰も助けてくれない状況になったことを指します。

 また、アルコール依存症では、同型連続性があり、飲酒と言う同じ依存症が続きます。

これに対して、いじめ依存症や素行障害の場合は、

多重嗜癖(たじゅうしへき)
物質嗜癖・行為嗜癖・関係嗜癖、これらは表面的な姿は違っていても、同じ空虚感から同じようメカニズムで発症しているので、同時に二つ以上の嗜癖が合併することは少なくありません。

 異型連続性
素行障害などの特定の行動はその人の発達過程で表面的に変化し続けるがその根底に変わらない性格が常に存在する

 と言う性質があり、同じような症状を表すわけではないので、病状の経過を追うのが困難です。

また、「底つき」まで行かない初期段階で、いじめ被害者には、重大な負荷がかかり、恐喝、暴行、さらには、いじめ自殺など取り返しのつかない状態になります。

 いじめ依存症患者やイネーブラー、プロフェッショナルイネーブラーにとっては、いじめ依存症患者の病状はそれほど悪くないように見えます。
しかし、いじめ被害者やその家族にとっては、いじめを続けているいじめ依存症患者もそれを許しているイネーブラー、プロフェッショナルイネーブラーも悪魔の使いのように見えます。

 いじめ依存症患者が、素行障害の診断がつくまで病状が悪化すると、将来、一部が犯罪者になったり、84%が精神障害を発症することがわかっています。

 このように、アルコール依存症患者に比べて、いじめ依存症患者は、初期段階でいじめ被害者の命を奪うなどの重大な被害をもたらします。

しかし、いじめ依存症患者やイネーブラー、プロフェッショナルイネーブラーは、長くても学校の年度単位でしか物事を見ていないので、治療が必要な事に気が付かず、そのまま、いじめを続けさせるのです。

いじめが無くなったから、それで終了と言うわけではありません

いじめ依存症患者は、心理教育も治療も受けていません。
プロフェショナルイネーブラーである担任教師は、まるで自分には問題がなかったように、いじめの事を忘れ去ります。プロフェショナルイネーブラーとしての自覚すら生まれないのです。

上記のことを考えると、最低でも以下の3つの対策が必要です。緊急ではないが、一番重要である「3、プロフェショナルイネーブラーである担任教師の再教育」が疎かにされています。

いじめ依存症で対処するべき3つの問題
1、被害者の保護;緊急対応が必要です。
2、加害者の心理教育、治療;中長期的対応が必要です。
3、プロフェショナルイネーブラーである担任教師の再教育;長期的にはもっとも重要な課題です。



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